古武道とは何か?
※申し訳ありません。文字の大きさが変更出来ず、読み難くなっている箇所が多々有りますm(__)m 変更できしだい編集し直します。
こんにちは、ろきです( ・∇・)
今回は古武道とは何かについて書いて行きます。多分に主観的な部分が含まれると思いますのでご注意下さいm(__)m
※あと「古武道」「古武術」「武術」はここではほぼ同じ意味で扱っています。
さて、古武道の説明をする前に私の古武道との出会いと原点について書いていこうと思います。
古武道との一番の出会いは高校二年の夏でした。本屋で手に取った一冊の本
武術家の「甲野善紀」さんと漫画家「井上雄彦」さんの対談本『武術への招待』が私にとっての古武道、古武術の原点です。
手に取った理由は良く覚えていませんが、当時やっていた剣道に対する疑問と甲野先生をテレビで見かけたことだったと思います。
対談形式で、甲野先生が古武術について説明しているのですが例えが巧くて分かりやすく、また昔の剣豪についての話しも面白く夢中で読んだのを覚えています。
この本は今まで私が持っていた概念に大きく"メス"を入れた本でした。
特に衝撃的だったのは、筋力に頼らないことでした。 それまでの私は筋トレをしてガンガンに筋肥大させて、思い切り筋肉を使うことが正しいことだと考えていました。とにかく筋力=正義で、力が強い奴が最強のパワー至上主義でした。ですので力任せではなく、身体全身を使って威力や速さを出すと言う発想に驚きました。
この本を読んですっかり武術の世界に魅了された私は、是非とも学びたいと思い甲野先生の本を読み漁ったり、講習会に参加したりしてました。
ですので、今でも私の古武道観は8割、9割が甲野先生を通しての古武道観がベースになっています。
さて、では「古武道、古武術」とは何か? と言うことですが、明治頃を境にしてそれより以前から存在している武道、武術を現代武道との区別の為に頭に「古」を付けたものです。
具体的には、外国から入ってきた「スポーツ」と言う概念を採り入れ競技化したのが現代武道(剣道、柔道、空手など)です。
古武道は基本的に決められた「型」を使い稽古していきます。その型を通して身体の使い方や相手とのやり取りなどを学んで行きます。
古武道には共通の術理として「居着かない(踏ん張らない)」「力まない」「捻らない」 などが有ります。
「居着く」とはその場に身体が固定されて動けない状態で、この状態を作らないことが大切です。
「力まない」は力で問題を解決しないことです。力むことで、相手に動きがばれますし、身体が固まるので居着くことに繋がります。
「捻らない」は身体を捻って使わないことです。捻ることは身体に負荷をかける動きですし、捻るを解放した時は威力は出るかも知れませんが、「捻ってる瞬間」=「無防備」=「居着いている瞬間」とも言えるので身体を捻ることを嫌います。
では、何故身体が動けない状態を嫌うかと言うと、ほとんどの日本の古武術、古武道の思想の根幹には「剣」での戦いがあり、どんなに身体を鍛えて筋肉を付けても、刃物で斬られたら死んでしまうからです。
この「剣の思想」は剣術だけに留まらず「柔術」「打撃」問わずあらゆるところに流れていて、同じ理で動きます。
また身体の使い方も同じなので「柔術」で学んだ動きが「剣術」で活かされたり、「剣術」の動きが全然関係ないと思われる動きに答えを与えたりする事が多々有ります。
このような所も古武道の面白い点だと私は思っています。
一つの学びが一ヶ所で完結せず、他の技にも影響を与える可能性があるのはとても面白いと思います。
最後になりますが、私が参加させてもらっている稽古会のURLを貼りますのでもし、興味持った方がいらっしゃれば覗いてみてくださいm(__)m